「精神保健福祉士を取得するメリットって何ですか?
どんな資格なんですか?わからないから教えてほしいです…。」
精神保健福祉士を取得するメリットですね!
では、わかりやすく解説していきましょう!
どうもこんにちは、ふくしかくブログ(@hukushikakublog)です。
この記事は以下の人のために書きました。
- 精神保健福祉士の資格に興味がある人
- 精神保健福祉士を取得するメリットを知りたい人
この記事を読むことで以下のメリットがあります。
- 精神保健福祉士を取得するメリットが分かり、精神保健福祉士の資格についての理解が深まる
では早速いきましょう!
信頼性
私は、国家資格 精神保健福祉士の資格を持っています。
社会福祉士と介護福祉士の国家資格も併せて所持しています。
精神保健福祉士の資格は平成24年に取得しました。
成年後見人の仕事で、うつ病・統合失調症・人格障害・自閉症の方と関わることが多く、精神保健福祉士の資格の知識を活かせています。
精神保健福祉士を取得する3つのメリット
精神保健福祉士を取得するメリットは以下です。
- 就職に有利
- 国家資格 社会福祉士とは違った強みをもつことができる
- 国家資格 社会福祉士とのダブル国家資格取得でキャリアアップ!
メリット1:就職に有利
精神保健福祉士を取得するメリットの1つ目は、「就職に有利」です。
精神保健福祉士は国家資格なので、社会的な信用度はとても高いです。
また、精神保健福祉士の専門性は、精神保健福祉の分野で必要不可欠なので、資格を取得することで就職が大幅に有利になると言えます。
精神保健福祉士の資格では、統合失調症や認知症他様々な精神障害についての知識が身につくので、精神保健の分野だけでなく、高齢者分野でも十分に生かすことができます。
私は介護老人保健施設で働いていたことがありますが、精神保健福祉士の資格を持っていたのは自分だけでしたので、希少価値がありました。
他人とは違った自分の強みを身に付けることができるといえます。
精神保健福祉士の需要は今後も高まっていくことが予想されますので、医療福祉系の就職を考えている方は資格取得を検討しましょう!
メリット2:国家資格 社会福祉士とは違った強みをもつことができる
精神保健福祉士を取得するメリットの2つ目は、「国家資格 社会福祉士とは違った強みを持つことができる」です。
精神保健福祉士の資格を取得することで、社会福祉士とは違った強みをもつことができます。
精神保健福祉士と社会福祉士はともにソーシャルワーカーの国家資格ですが、それぞれの資格は対象領域が違います。
社会福祉士が高齢者福祉・障害者福祉・児童福祉・母子及び寡婦福祉・生活困窮者の福祉と広範囲をカバーしているのに対して、精神保健福祉士は対象領域は精神保健福祉領域に特化しています。
現代の社会では、心の病や精神障害が重要視されてきていますので、精神保健福祉士の資格を取得することで、精神保健福祉の専門家としての強みをもつことができます。
メリット3:国家資格 社会福祉士とのダブル国家資格取得でキャリアアップ!
精神保健福祉士を取得するメリットの3つ目は、「国家資格 社会福祉士とのダブル国家資格取得でキャリアアップ!」です。
精神保健福祉士と社会福祉士ではソーシャルワークの対象領域が異なるので、両方の資格をダブルで取得することで、活躍の場が広範囲となり、キャリアアップにつながります!
国家資格を2つも取得することはすごいことですよ!
ぜひ、精神保健福祉士と社会福祉士の国家資格ダブル取得を目指しましょう!
精神保健福祉士はどんな資格?
精神保健福祉士は、「精神保健福祉法」によって定められた、福祉系の三大国家資格(社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士)のうちの一つです。
精神保健福祉士は、同法第2条において、
「精神保健福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、精神科病院その他の医療施設において精神障害の医療を受け、又は精神障害者の社会復帰の促進を図ることを目的とする施設を利用している者の地域相談支援の利用に関する相談その他の社会復帰に関する相談に応じ、助言、指導、日常生活への適応のために必要な訓練その他の援助を行うことを業とする者をいう。」
と定められています。
精神保健福祉士は、精神障害者の「相談・援助」を行う国家資格なんですね!
精神保健福祉士の主な仕事内容
精神保健福祉士の主な仕事は、「精神障害者、家族への相談・援助」です。詳しい内容については、活躍する場所によって異なります。
精神保健福祉士の活躍の場所
精神保健福祉士の主な活躍場所は、以下の5つです。順番に解説していきます。
活躍の場所 1:精神病院・総合病院の精神科
精神病院・総合病院の精神科などの医療機関で働く精神保健福祉士は、、「病院の相談員」として、様々な相談に対応しています。
相談内容は、「社会復帰についての相談、退院後の住居の相談、退院後の就労の相談、日常生活訓練の相談、入院各種の支援制度・サービスの紹介や利用調整、お金の管理についての相談」等様々です。
活躍の場所 2:相談支援事業所や地域活動支援センター
相談支援事業所や地域活動支援センターで働く精神保健福祉士は、ご利用者様の電話相談・窓口相談、訪問相談を行い、日常生活で抱えている問題・課題の解決の支援や、各種サービスの情報提供・援助をします。
活躍の場所 3:福祉行政機関
福祉行政機関で働く精神保健福祉士は、「就労支援事業、地域移行支援活動、地域住民への普及啓発活動」などの各種事業や手続きの実施・調整を行います。また、精神保健福祉分野の計画立案などを行います。
活躍の場所 4:司法施設
司法施設で働く精神保健福祉士は、「心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った精神障害者の医療及び観察に関する法律」に基づいて、チーム医療の一員として社会復帰プログラムの実施・調整をします。
また、矯正施設での矯正プラグラムの実施・調整も行います。社会復帰調整官・精神保健参与員などは、精神保健福祉士が多く活躍しています。
活躍の場所 5:教育現場・職場
教育現場で働く精神保健福祉士は、スクールショーシャルワーカーとしてメンタルヘルスについての相談援助を行います。
職場で働く精神保健福祉士は、働く人のメンタルヘルスをサポートする役割を担っており、カウンセラーとして職場のストレスやうつ病対策、休職後の職場復帰の支援などを電話・メール相談、対面相談などで行います。
以上の5つが精神保健福祉士の主な活躍の場と仕事内容です。
精神保健福祉士国家試験の受験資格
精神保健福祉士の試験を受けるには、受験資格を取得する必要があります。そして、受験資格取得には、下記図が「受験資格のルート図」です。
(1) 4年制大学で指定科目を修めて卒業した方
(2) 2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した方
(3) 精神保健福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した方
(4) 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した方
「引用元:公益財団法人社会福祉振興・試験センターホームページ」
http://www.sssc.or.jp/seishin/shikaku/route.html
社会福祉士資格所持者は、6か月間の短期養成施設を経て受験資格を得るんですよ!僕はこの方法で精神保健福祉士 国家試験の受験資格を得ました!
精神保健福祉士国家試験の受験科目
精神保健福祉士 国家試験の受講科目は下記の12科目です。
受験科目一覧
- 精神疾患とその治療
- 精神保健の課題と支援
- 精神保健福祉相談援助の基盤
- 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
- 精神保健福祉に関する制度とサービス
- 精神障害者の生活支援システム
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学理論と心理的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 地域福祉の理論と方法
- 福祉行財政と福祉計画
- 社会保障
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 保健医療サービス
- 権利擁護と成年後見制度
合格基準
- 合格基準:問題の総得点の60%程度。
- 1を満たした人+試験科目16科目の各科目すべてに得点があった人。
・1問1点合計163点満点(筆記・5肢択一で全163問)。
精神保健福祉士国家試験の受験者数・合格率
「第22回精神保健福祉士国家試験(2020年)」の合格結果
受験者数:6,633人
合格者数:4,119人
合格基準点:90点
合格率:62.1%
精神保健福祉士 資格についての問い合わせ先
精神保健福祉士資格・試験についての問い合わせは下記になります。
公益財団法人社会福祉振興・試験センター
ホームページ: http://www.sssc.or.jp/seishin/index.html
住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目5番6号 SEMPOS(センポス)ビル
TEL:03-3486-7559
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