「これから介護業界に転職したいと思っているんだけど、将来介護士としてキャリアアップするためにはどんな技術をを身につけたらいいの?どんな自己投資が必要なの?」
という質問に答えていくよ。
「キャリアアップについては、わたしにまかせておきなさい!」
🖋【この記事を読むメリット】
この記事を読むことで、「 介護の仕事に転職した後に、自分がキャリアアップして稼ぐためにどんな技術を身につけたらいいのか? 」が分かります。ぜひ参考にしていただいて実践に生かしていただけたらと思います。
🖋【記事の信頼性】
僕は社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の3つの福祉関係の国家資格を取得しています。
また、僕は今まで、
・特別養護老人ホームの介護職員、
ユニットリーダー、
・介護老人保健施設の介護職員、
フロアリーダー、
入所管理者、
・認知症対応型グループホームの介護職員パート
として、計5年程度働いてきました。
介護施設で入所管理者として働いていましたが、その際には中途採用者にプラスして、初めて介護業界に来る人の新人教育を行ってきました。
現在は、独立開業して、利用者の成年後見人として、介護施設・知的障害者施設・精神障害者施設等、日々いろいろな施設に出入りしています。介護関係の仕事をしている友人もたくさんいて、情報交換しています。
🖋【結論】
介護現場で必要なのは、4つ。
1 しっかりとした介護技術。
2 コミュニケーション能力。
3 書類作成能力。
4 法律についての知識。
1 しっかりとした介護技術。
介護現場で必要なのは、しっかりとした介護技術です。一つ一つの介護を丁寧に行うと同時に、スピーディーにスムーズに介護できるようにすることが大切です。
具体的には、「 食事介助、排泄介助、入浴介助、衣類の着脱介助、シーツ交換の技術 」が必要になります。これらの技術は、経験とともに身に付いていくものですが、経験する前に知識として身に付けることができるものもありますので、私の経験から皆さんへ「 それぞれの介護技術で大切なポイント 」簡単にお伝えしたいと思います。
じゃぁ、これからお伝えする技術は、どこかのページから引用したものではなく、自分の介護現場での実際の経験から、「 必要と感じたものだけ 」を伝えたいと思いますので、本当に実際の現場で役立つと思いますので、ぜひ目を通していただければと思います。
食事介助について
食事介助で一番大切なことは、「 ご利用者様のペースに合わせて介助をする 」ということです。そこで、ご利用者様のどこが観察するかというと、答えは、「のど」です。早く食事介助を終わらせたいからといって、どんどんスピードを上げて口に食事を運んではいけません。口の中が食べ物でいっぱいになって、誤飲の原因になったり、食べ物を詰まらせてしまったりする可能性があって危険です。本人の口に食べ物を運んで、「 そしゃく 」して、「 ごっくん。 」と飲み込んでから、次の1口をスプーンで口に運んでいくことが大切です。これが意外とできていない介護士が多いので気をつけましょう。
食事中にむせる時は、1回食事を休憩します。焦らずに、落ち着いてから次の1口を食べるようにしましょう。もし、繰り返しむせる場合は、「 誤飲性肺炎 」になってしまう可能性がありますので、注意が必要です。もしかしたら、そのご利用者様に対して、「 食事形態 」が合っていないかもしれません。その時の対処法は、食事方法を「 常食→一口大→きざみ→超刻み→ペースト 」と「 嚥下能力(飲み込む力) 」に合わせて変えていくことが必要になります。
また、水分については「 トロミ剤 」を使ったほうがよい場合もありますので、ユニットリーダー、看護師、栄養士、言語聴覚士などに相談することを考えましょう。
食事形態とトロミ剤についての注意
食事形態を下げて、水分のお茶にとろみ剤を入れれば、むせる可能性は低くなり、安全かと思います。しかし、食事形態を下げると、ご利用者様は「 おいしくない。 」と感じやすいです。何故かと言うと、右手食べるものを見て、何を食べてるのかを認識しにくいからです。また、お茶についても、「 まずい。 」と感じることがあります。
僕は、介護技術の練習で、実際にペースト食を食べて、とろみ剤の入ったお茶を飲んだことがありますが、普通の食事と全然違って、「 めちゃまずい! 」と感じました。できるだけ、「 常食の食事形態で食事をする 」というのが、「 ご利用者様の目線 」というのを忘れないでいましょう。
また、食事介助の時の「 ご利用者様への声掛け 」も大切です。スプーンで口に物を運ぶ時に、「はい、にんじんですよ。」「ご飯ですよ。」「味噌汁ですよ。」と声かけをしながら介助することが大切です。聴覚から情報が入って、頭で食べ物を想像しながら食べることができます。無言で口に運ぶ事は避けましょう。
排泄介助について
排泄介助とは、「 トイレ介助・おむつ交換 」のことです。以下のことに注意しましょう。
プライバシーの保護
1番大切なのは、「 ご利用者様のプライバシーを保護する 」ということ。
排泄介助で1番大切なのは、「 ご利用者様のプライバシーを保護する 」ということです。排泄介助をしているからといって、ドアを開けっ放しにしたりすると、ご利用者様がはずかしい思いをしてしまい、落ち着いて排泄することができません。なので、ドアはしっかりと閉めるようにしましょう。そして、トイレの中に入るときには、ドアをノックし、「トントントン。失礼します。入りますね。」と、必ず声掛けするようにしましょう。
お部屋でベッドに寝たままおむつ交換をする時は、窓を開けて換気をして、ドアを閉めるかまたは仕切りのカーテンをしっかりと閉めて、外から絶対に見えないようにしましょう。そうすることで、ご利用者様は安心して排泄することができます。
次に大切なのは衛生面
心がけるのはシンプルなことです。
1人おむつ交換ひとり終わったら、手袋を必ず替えること。衛生面では基本的なことですか、忙しいとおろそかにする人がいます。絶対にやめましょう。
また、交換したオムツやパットを「 直接床におかない 」こと。直接床におくと、尿や便が床についてしまうことがありますので、バケツを持ち歩いたり、もしくは新聞紙などを持ち歩いてその上に置くようにしましょう。絶対に床には直接おかないようにしましょう。
そして、匂いにも気をつけます。排便の場合は、便の匂いが部屋や廊下に充満してしまいます。必ず窓を喚起するようにしましょう。また便が出た時は、おむつ交換中に、使用後のオムツをずっと開いたまま放置しておくのではなく、すぐに丸めて、においが少しでも広がらないように配慮しましょう。
おむつ交換上手くなる秘訣は、「 上手な人のオムツ交換をマネすること 」と、「 何十人、何百人と実践を積んでいくこと 」、この2つを繰り返すことです。スピードについていえば、いきなりスピードを速くすることを考えるのではなく、まずは丁寧におむつ交換することを考えましょう。そうすれば、自然と身体に丁寧な介護技術が身に付き、スピードというのは慣れたら自然と上がってきますので、大丈夫です。
入浴介助について
入浴介助についても、排泄介助と同じで、プライバシーを確保することが1番大切です。外からご利用者様が見られないように、しっかりとドアを閉め、カーテンをしましょう。
絶対に目を離さない。
介護の現場の中で、1番死亡事故が起こりやすいのか、お風呂です。「目を離した隙に、ご利用者様が転倒して頭をお風呂場で打った」とか、「目を離した隙に、ご利用者様がお風呂の中で溺れてしまった。」など、一瞬目を離した隙に事故が発生します。そのことをしっかりと頭に入れておきましょう。
ご利用者様の身体を洗う介助について大切なことは、「 洗う時は身体の上からスタートし、頭→上半身→腕→下半身というように、下に向かって洗っていく 」ということです。基本ですので覚えておきましょう。もし陰部が汚れて便が付着している時などは、先に陰部を洗って、一度流すようにしましょう。
衣類の着脱介助について
衣類の着脱介助とは、「 服を着せたり脱がせたりすること 」です。大切なことは一つ、「 脱患着健(だっかんちゃっけん) 」です。これも介護の基本ですので覚えておきましょう。これを知っているか知らないかが、素人とプロの違いです。これは、例えば、脳梗塞を発症して左上半身が麻痺しているご利用者様の場合、服を脱ぐときは、麻痺していない右側の腕から脱ぎ、服を着るときには、麻痺している左側の手から着ると言うことです。麻痺していない健康な腕の方は、自由がききますので、後で服を着ても大丈夫ですが、麻痺している左側の腕はが拘縮していて自由が利かなかったりして、服を着にくかったりするので、「 着にくい方から着る。脱ぎやすい方から脱ぐ 」ということを忘れないようにしましょう。
シーツ交換の技術について
シーツ交換で大切なことは、「 まずはスピードよりも丁寧に行うことを心がける 」ということです。丁寧に行えるようになって慣れてくればスピードは後から上がってきます。とにかく正しいやり方を身に付けて、とにかく量をこなすことです。自分の場合は、古いシーツを剥がしてから新しいシーツをつけるまで、自分の中で時間を決めて、「よし5分以内にやるぞ!」というように気合を入れて、シーツ交換を一つ一つ行っていました。
また、剥がしたシーツについては、丸めてすぐに洗い物のの袋の中に入れるようにしましょう。
シーツ交換の基本は、「 シーツの表面にシワを作らない 」と言うこと。シワを作ると、ご利用者様の背中に、褥瘡(皮むけ)ができてしまいますので、シーツをぴんと張ってきれいな状態になるように気をつけます。
2 コミュニケーション能力。
2つ目に大切なことは、「 コミュニケーション能力 」です。チームスタッフとの連携+利用者と利用者家族との関係構築+リーダーとして施設を取りまとめるコミュニケーション能力は、介護施設においてとても重要です。私がコミュニケーション能力は、介護施設においてとっても重要です。
介護施設は、自分1人で運営しているわけではありません。一緒に働いている同僚と、情報を共有する必要があります。簡単にいうと、「 利用者の情報・状態を正確に仲間に伝える 」ということです。
介護現場では、「 申し送り 」といいますが、しっかりと状況を伝えることはとても重要です。
また、介護士だけでなく、看護師、栄養士、リハビリスタッフ、ケアマネジャーなどにもしっかりと情報を伝えれるようになれば、チームの中で「 信頼される存在 」になります。「 自分から情報を伝える 」ということは、慣れるまでは大変だと思いますが、「 しっかりとその都度メモをとる 」など、正確に情報を伝えられるようにしましょう。
そして、それは、チームの中だけでなく、「 ご利用者様 」や、「 ご利用者様の家族 」についても、丁寧に説明をして介護を行っていく必要があります。コミニケーションを取ることを嫌がらずに、自分からすすんで笑顔でコミュニケーションを取るように心掛けましょう。
コミュニケーションの基本について
コミュニケーションの基本は「 挨拶 」です。自分から積極的に挨拶をするようにしましょう。
自分が出世してユニットリーダーになったり、入所管理者になればなるほど、ケア会議で司会進行をしたり、介護士同士の会議や、各スタッフ全員が集まる会議で、司会進行をする場合が増えます。そういった機会で、自分の考えを「 スピーチ 」したり、「 ディスカッション 」したりできるようになることも大切です。
「 自分の意見を言う 」ということについては、トレーニングする必要があります。自分の意見をノートに書いてみたり、ブログを作って自分の意見を出してみたりすると、トレーニングになりますので、ぜひ習慣にしてやっててみてください。出世を分けるのか、この2番目の「 コミニケーション能力 」の部分だと思います。どんなに介護技術が高くても、このコミュニケーション能力がないと、上に上がっていくことができないと思います。良い習慣を身に付けていきましょう。
3 書類作成能力。
3つ目に大切なことは、「 書類作成能力・パソコンで書類を作成できる能力 」です。書類作成能力については、介護現場では介護記録を書いたり、ワーカー会議の時に会議録を書いたり、または報告書を書いたりする機会が出てきますので、文章を作る力が必要になります。
「 文章読解能力 」と「 パソコンで文章を作成する力 」が必要になるのです。
文章読解能力がつけるために、毎日新聞や本を読むことを心がけて、普段から文章に目を通すことを心がけるようにしましょう。
パソコンについては、最低限「 Word 」と「 Excel 」はできるようになってほしいと思います。介護現場では、主婦のパートの介護士などはパソコンができない人が多くいますが、Word・Excelができると、介護現場ではとても頼りにされますので、この、力を磨いていきましょう。
4 法律についての知識。
4つ目に大切なことは、介護関係の資格だけで満足するのではなく、一般的なキャリアアップの資格 「 弁護士・司法書士・行政書士 」 等についての取得を目指し勉強し、法律についての知識を身に付けるということです。
基本的な法律についての知識は、普段の生活や介護の世界でも当然役立ってきます。介護の世界において、「介護保険について」「万が一事故があったときの損害賠償について」など、法律について詳しい人はとても頼りにされます。
自分のすきま時間・空き時間を利用して、自己勉強で、弁護士、司法書士、行政書士などの法律職の資格取得を目指して勉強するのもいいと思います。
自分磨きを怠らないようにしましょう。
🖋【Q&A】
Q:「こういった能力がない自分は何もしなくても、会社で働いていれば自然と身につくの?」
A:
今の時代、会社は従業員一人ひとりのキャリアアップのことを考えて、投資してはくれません。キャリアアップして出世を目指すなら、自分で努力して、行動して、技術と資格を取得していくしかありません。今はいろいろな分野で「 オンライン学習 」や「 通信教育 」がありますので、自分から積極的に学んで、周りが知らないうちに力をつけて、周りに差をつけてキャリアアップしていくことが大切です。
🖋【大切なこと】
長文読んでいただきましてありがとうございます。
ここまで、将来稼ぐために必要な技術について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?この記事を読んだだけで、いろいろな介護の知識が身に付いたと思いますし、自身のキャリアアップに必要なことが学べたんではないかなと思います。これから初めて介護の施設で働く人がこれだけのことをおさえていれば、指導担当の介護士が「初めてなのにこんなに知ってるの!すごい!」となるでしょう。
そして、1番大切な事は「 行動をする 」ということです。大切なことがわかっても、行動しなければ何の意味もありません。この記事を読んで、自分に自己投資をして行動できるのは10人に1人位かも知れませんが、将来キャリアアップしていくのは、その行動できた方だけです。
積極的に行動して、キャリアアップを目指していきましょう。
では今日はこれまでです。
皆さんの貴重なお時間を頂戴して、
ブログを拝見してくださいまして、
本当にありがとうございます。
ブログを読んでくれた皆様に、少しでも役に立てるよう、
これからも執筆していきたいと思います。
よろしくお願い致します。
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